2026年、データ侵害の平均コストは世界全体で499万ドルとなり、過去最高を更新しました。米国ではさらに高く、平均1,150万ドルに達しています。そして4年連続で、攻撃者の侵入口として最も多かったのはフィッシングでした。
こうした数字を目にすると、「予算を増やす」「ツールを増やす」「規程を厳格化する」といった、お決まりの対応に走りがちです。しかし、被害が甚大な侵害と、被害を抑え込めた侵害を分けた要因を掘り下げると、見えてくるのは別の真実です。明暗を分けるのは攻撃の手口そのものではなく、組織が攻撃をどれだけ早く検知し、実態を把握し、封じ込められるかなのです。