IATF16949の要求事項である製品設計FMEA(DFMEA)について、DFMEAを実施するに際して、考慮すべきリスク範囲とはどのような点を含むべきか、リスク範囲に関わる考慮すべき顧客とは?を中心にAIAG発行のFMEA第4版をベースとした実例を交えた詳細について解説します。
なお、AIAG&VDA FMEAが発行されていますが、顧客より使用を要求されている組織が少ないことを考慮し 現在も引き続き使用されているAIAG FMEA第4版にて講義を行います。
プログラム内容
DFMEAは製品設計におけるリスクの見極め、及びリスクへの対応が適切か否かを検討するためのツールであり、本セミナーではこのリスクの見極めの為にどのような手法を使うのか?どのような考え方に基づいて改善のための処置を取るのかと言う点を詳しく解説します。
リスクを見極めるための道具としては、ブロックダイアグラム(環境線図)、P-ダイアグラムなどを使い、それらによりどのようにリスク抽出するかを解説します。また過去の経験が大いに物を言う世界でありますので、過去トラなどの情報整理の方法について解説します。更に抽出したリスクの大小を見極め、優先度の高いリスクに対して手を打つ考え方を学びます。講義はオンライン(Zoom)にて行います。
コンテンツ
講師
武内 幸雄
講師
DQS Japan所属のIATF16949主任審査員
いすゞ自動車にて品質管理部、生産技術部、生産管理部、海外部門などを経験(約30年)。
いずみ工業(現マーレエンジンコンポーネンツジャパン株式会社)に於いて生産本部長兼本社(桶川)工場の工場長として、TPM優秀継続賞受賞、QS9000認証取得、ジャストインタイムの導入などを経験後、ISO9001主任審査員、TS16949主任審査員(現在IATF16949主任審査員)として審査活動に従事。ASQ(アメリカ品質管理学会)及びPlexus共催のセミナー(2004年)に参加し、TS16949のTrainer/Coachの資格取得。
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