CARA-共通 監査 報告書 アプリケーション

CARAは、IATF(国際自動車タスクフォース)が審査文書の調和を図るために開発したブラウザベースのアプリケーションで、2021年1月1日から利用が開始されています。それまでは、国際的に認証機関が個別にドキュメントを扱っていました。

CARAにより、世界中のIATF審査員は、自動車規格IATF16949に準拠した審査に共通の文書作成プラットフォームを使用しなければならなくなりました。監査文書は、各認証機関から独立して、標準化された方法で作成、編集、保存、使用されるようになりました。

ブラウザベースのアプリケーションであるため、CARAは追加のソフトウェアを必要としません。また、サーバーやクラウドに接続することもありません。データはユーザーのブラウザーの内部データベースにのみ保存されるため、オフラインで使用することができます。逆に言えば、ユーザーはこのブラウザ1つだけで作業することも可能なのです。CARAは、監査計画や不適合管理、つまり不適合への対応やコミュニケーションに重点を置いています。

監査文書作成ツールCARAについてもっと知りたい方は、こちらをご覧ください。

注:IATFのメンバーは、欧州と米国の主要な自動車メーカーとサプライヤーです。

著者名
Ute Droege

DQS expert for quality management systems, long-time auditor and experienced trainer for ISO 9001.

Loading...